薬にプラシーボ効果というのがある。効果のない薬でも、期待したような効果が出るもので、どうしてそうしたことが起きるのか分かっていない。だけど、ぼちぼち解明が進んでいるよ、というニュースより。
とはいってもまだまだ暗中模索の段階で、「手軽な心理療法で、相互交流に過ぎず、どんな交流でも効果」があるんだ、とか、「プラシーボが作用する脳の部位は、本物の薬が作用する部位と同じ」かもとか、いろいろな見解があるようで。
アトキンスダイエット
マサチューセッツ工科大学の研究ニュース。 糖質いっぱいの食事は、食後30-40分で気分を落ち着かせる効果があるそうな。
100名のボランティアを対象に12週間、高糖質の食事を摂るグループと高たんぱく質を摂るグループに分けた試験で分かったという。で、低糖質高たんぱく質食を勧めるアトキンスダイエットというのがあるんだけど、それやってるとイライラすることにもなるかもよという警告で報告は終わっている。
割れ思う
デカルトの有名な言葉に、「我思う、ゆえに我あり」というのがある。これをごく単純な記号に直し、遺伝情報として植物の中に入れる人がいるそうな。
なんでも、以前にも「蛍光うさぎ」を同じような遺伝子操作で作ったとのことで、芸術として世に出しているとのこと。ただしほんとに「蛍光」遺伝子が入ってるか、かなりの眉唾ものなんだけど。
かけ声
「まわれ右」ができるロボットができたらしい。
歩いたり走ったりするロボットがあるから、回ることぐらい簡単な気もするけど、よく考えると重心を前後以外に移動させるのって難しそう。このロボットは器用に回れ右をするそうな。
鏡
昨日、博多駅の前を歩いていたときのこと。ある会社の宣伝用の掲示板に鏡がディスプレイしてあった。覗くと、「真実の鏡」と「虚偽の鏡」と名前がついた1mほどの鏡が掲げられている。
「虚偽の鏡」の方は普段、鏡で見慣れている姿が映し出されるだけだけど、一方、「真実の鏡」は、”あなたは他の人の目にはこんな風に映っているんですよ”みたいな説明がしてあった。
有機物
無機物と有機物をくっつけることができるようになるかもってニュースより。
そ もそも有機物というのはなんなのかということだけど、昔は生き物がつくるものを分離しようとか精製しようとかしても、技術的になかなかうまくいかなかったのね。だからそんなものをまとめて有機物って呼んだわけ。
教科書的には、「一酸化炭素と二酸化炭素を除く、炭素で構成されているもの」なんてことになるんだけど、そんな小難しい話より、普通、有機物は生き物、無機物を生き物じゃない物と考えられているんじゃなかろうか。
一卵性双生児
インドで一卵性双生児が多く生まれる地域があるとのニュースより。
双子が生まれる割合は通常、出産300回に1回の割合だそうで、その地域では
およそ10回に1回の割合で双子が生まれてきてるそうな。それもほとんどが一卵性双生児らしく、70年以上そこに住む長老によると「双子が生まれる割合はここ10年で著しく増えている」という。
抽象化
この間、メモをさぼってたいいわけを少々。
一番の理由は、クリニックの人的体制が変わったこと。零細家内工業的医療機関としては、一人でも欠員が出ると、残されたスタッフへの肩の荷が極端に大きくなる。で、院長も現場に出ざるをえなくなってしまって。
しかも月初めというのは、前月の医療行為の請求書づくりをしなくてはならない時期で、動員時間も延長する。
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へそくり
数日前より、部屋の大々的な模様替えをしている。整理するのに一番困っているのが本。医学雑誌が目を通しているいないに関わらず、溢れかえっていて思い切って年度を区切って処分することにした。
院長室だけでなく、クリニックのいくつかに分散している雑誌もまとめて捨てることに。で、近くの業者に連絡すると、ごく少額で引き取ってくれるというから一昨日来てもらっていた。
昨日のこと。それでも院長室にあふれる雑誌を整理してたら、ふと思い出したのね。確か本のなかにヘソクリを入れてたなぁって。
それも結構まぁまぁまとまった額だから、この機会だからなにかに使おうかと、その本を探した。