疲労物質

 疲れというのは身体ではなく頭で作られるものだというニュースより。
 伝統的に疲れというのは、オーバーワークした筋肉が適当なところで機能を停止しようとしてるものと考えられてきたんだけど、どうもそうじゃなく、インターロイキンという体の中の物質が脳に働きかけて、筋肉のダメージを起こさないようにしてるのかもというお話。

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花火大会

 昨日は地元の河川敷で花火大会があった。午前中は晴れてたんだけど、午後から雲行きが怪しくなり、ついには雷を伴う雨まで降り出してしまった。
 それでも、朝には街中に知れるように開催の合図の花火が上がっていたし、ネットで調べると、夜の降水確率はゼロだったから、夜店も出ていることだろうと、涼みがてら3時間ほど前からごそごそと川の周辺へ向かう。
 空にはときどき雷鳴が鳴り響き、遠くではあったけど、稲妻が大地に走っている。それでも多くの人が河川敷に集まっていた。

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あくび

あくびはチンパンジーの間でも移るらしい。ヒトではあくびのビデオを見せると、およそ50%ぐらいがあくびをするそうな。
 実験はこう。6頭の成人チンパンジーと3頭の子供チンパンジーに、あくびか歯を見せるように口を開けているビデオを見せた。すると2頭の成人チンパンジーではあくびの回数が増えた。チビたちにはあくびは移らなかったけど、ヒトの場合も2才までは移らないという。

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バイク

 スイムから上がると、業界ではバイクと呼び慣わす自転車競技に移る。当然早くスイムを終わったものから出ていくわけで、スイムが遅いだけあって毎回上がってきたときには、数台のバイクしか残ってない。いつもそういう状況を見てめげそうになる。

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スイム

 先週の日曜に鳥取県の米子市で行われたトライアスロンに参加してきた。このレースに出るのは10回目。HPのしかるべきところにその報告をしておこうと考えたんだけど、今回のレースを少し科学的に見直してみるのもいいかと思い、ここにメモしてみようかと。
 まず水泳。だいたいなんで陸上生物であるヒトが水のなかで競うようなことをしなくてはいけないのか。じゃあ宇宙に足を延ばすようになった人類は、そのうち宇宙遊泳を競うとでもいうのか。そうなったら背泳は仰向けになって泳いでいるかどうか区別がつかないじゃないか。
 とまぁ、いつか科学界を揺るがすかも知れない疑問を抱きつつ、いつものことながらいやいやながら海へ。

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吾唯知足

 連休を利用して中国地方のある都市へ観光に行った。そこの、ある有名なお寺でのメモ。
 薬師観音を祀ってあり、健康を祈願するお寺なんだけど、ほかにもいろんな願掛けグッズが狭い境内のあちらこちらに置いてある。たとえばうまく回すと祈願が成就する、天井からぶら下がる大きな数珠を通した紐とか、これも回すと祈願がかなう経典を刻んだ石とか。
 そんなグッズの前には必ずお賽銭箱が。

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カビ

 ある実験で、かびの臭いは、臭わなくてもストレスの原因になることが分かったそうな。
 カビくさい水と、普通の水の入った試験管を30分間かいでもらって脳波を測ると、カビ臭い方は、脳のリラックス度を示すアルファ波の出る割合が減っていたという。臭いってのはしばらくすると感じなくなるものだけど、その研究者によれば、「自覚がなくても、脳はにおいに影響を受けていることが明らか」だとのこと。

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医師天道説

 飲み屋さんに行ってアサヒビールとえびすビールを注文したとしよう。もちろんあっという間に飲み干してしまうだろう。で、勘定の段になると、当然ビール二本代を請求される。これが今のお支払い制度の全容だ。
 意外に簡単な説明ですんでしまった。とはいえ、これが今の医療の支払い制度で、”現物給付”という。
 たとえ話のなかでただ一つ違うのは、黙って座ってても、おひたしや、ウィスキーや、魚の盛り合わせなどが出されること。つまり、医者が、あの検査やりましょう、あの治療やりましょうということで、診療費が組み立てられていくわけ。

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おばあちゃん効果

 ヒトの進化の過程であるとき原始人類のなかに長生きするものがでてきた。彼らがその後のヒトの繁栄に大いに貢献した可能性があるという説があるそうな。
「自分の子育てを終えた世代が孫の世話に加わり、知識や経験を次の世代へ引き継ぐようになると、その一族は繁栄する」ということで、この仮説には”おばあちゃん効果”というネーミングがつけられているらしい。

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