カエルの解剖

frog

 フランスのマーチン医師とそのチームが無重力での手術に成功したという記事があった。飛行機をジェットコースターのように急降下させ、そこで得られるほぼ無重力状態のなかで患者の腕にできたのう胞を取り去ったという。
 患者はバンジージャンプに慣れ親しんだ男性で、マーチンら医師たち6名と患者はあらかじめ宇宙飛行士用の無重力トレーニングを受けている。医師たちは壁に固定されながらの手術を行ったが、それは技術的にはあまり問題を生じなかったようだ。

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1°

warm

 エコには気をつけているつもりだ。たとえば冷えたビールがなくなっても、棚に保存してある温いやつを飲むようにしている。それがなくなると、次は冷や酒だ。
 だがこんなエコではとても追いつけない状況に今の地球はあるようだ。あと1°C温度が上がるだけで地球の様相が様変わりするかもしれないという記事があった。

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火星の顔

marsface

 上の映像をご覧になった方も多いだろう。1976年に惑星探査機バイキングが火星の表面を撮影したものだ。人の顔にも見え、あるいは知的生物の建造物かと物議を醸し出してきた代物である。
 この場所を欧州の火星探査機 Mars Express が さらに詳しく捉えたという記事があった。下の画像がそうだ。

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バイクパンツ

bikeshort

 あまり興味のわくネタがなかったので、一般の方はあまりご存じないバイクパンツについてでもメモしておきたい。
 バイクといっても競技自転車のことだ。個人的経験を基にしているので情報の取り扱いには注意してもらいたいが、トライアスロン歴二十年ということも参考にしていただければ幸いだ。

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お祓い

 願いごとができたのでカミさんがお祓いに行くと言い出した。神さまなんているわけない。科学的合理性を信じるものがお祓いなど受けられるか、と意見すると、カミさんは、じゃあお前がやってみろという。お祓いのときに使う棒の名前も知らないものがやれるわけがないと答えると、じゃあ行くしかないと反論され足を運んだ次第だ。
 
 行った先は全国的にも名の知れた神社で境内はたくさんの観光客でにぎわっている。詰め所で案内をうけている最中にも、本殿では十数名の人がお祓いを受けている。案内係から待っているようにと指示された本殿脇の待合いにも十名近くの人がいた。

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ヘルメット

bikerstudy

 ヘルメットはもちろん頭を守るものだ。だがそれだけで本当に安全は確保されているのだろうか。
 たとえば怒ったカミさんが手を振り上げたとき頭を守るだけで十分なのか。頬をガードしなくていいのか、脇腹は大丈夫か、弁慶の泣き所はカバーできているか。
 要するに怒り狂ったカミさんが近くに来たら頭の防御だけでは不十分ではないのか。

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サル真似

mimic

 残念ながらこれといったモノ真似芸を持っていない。強いて言えば医者の真似ができるぐらいだろうか。それもヘタだから困ってしまう。参加したくない会合の前など、みごとに患者の真似ができるのに不思議だ。
 そもそも人が真似ができるようになるのは、いつ頃からなのだろう。そんなことを考えているとこんな記事があった。
 今までは人とチンパンジーにしか見られなかった真似をするという行為がアカゲザルでも認められたという。

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手洗い

handwash

 忘れられない患者がいる。研修医のころ出会った40代の男性だ。短い出会いだった。というのは彼が病院に来たときにはすでにある癌の末期だったのだ。
 彼には小学校4,5年の男のお子さんがひとりいた。最期の日々、その子も父親の病室に出入りしていたに違いないが、もう二十年以上も前のことだ。会話をしたかどうかさえ覚えていない。ただその子が最後に叫び続けた言葉だけはどうしても忘れることができない。

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