多様性




 壁があるとしよう。そこに窓があり覗くとビールが壁の向こうに置いてある。窓には頭を突っ込むことができるけど、手を伸ばしても届かない。
 さて、どうしたらいいだろう。ビールなど飲んでいられないほど悩ましい状況だ。
 だが東大の研究者らによると、この問題にオサムシはすでに結論に達しているようだ。

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ウンコ

 幼い双子のウンコのことを、カミさんは愛情を込めてウンチョと呼ぶ。ごく少量にもかかわらず便器にこびりついたおやじのものを非難するときとは、まるで違う顔つきで、”ウンチョ”という。
 乳児のウンコとは、鬼の心をこんなにも変えるものなのだろうか。

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胆嚢摘出術

 胆嚢を口から取り出す手術があるという。その記事を読んでから、気になることがある。
 腹腔鏡を用いたものでもお腹を開けるものでも、従来の胆嚢摘出術では当然のことながら摘出された胆嚢が患者の口に触れることはない。だが口から取り出すとなるとそうはいかないはずだ。
 自分の胆嚢とキスをしたときの感触はどんな風なのだろう。

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ポップシクル

 大のビール党として聞き捨てならぬ記事があったのでメモしたい。
 POP-SICLE(ポップシクル)という英語がある。棒付きアイスキャンディーを意味するもので、これをもじってHOP-SICLE(ホップシクル)というアイスキャンデーを売り出したアメリカのおっさんがいる。HOPはビールの原料のホップだ。

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長男

 7つ年が離れている長男である兄は確かに賢かった。ガキ院長がまだ10より上を数えきれないとき楽々と足し算引き算をこなしていたほどだ。さらにはガキ院長が足し算引き算ができるようになったときには、すでに方程式を解いていたような記憶がある。
 だから兄は賢かったということは、世の中を渡る術を心得たいま、素直に認めることができる。
 だが長男はみんな賢いのだと断定されると話は別だ。次男坊としてはぜひ反論したくなる。いくらノルウェーの研究でそんな戯れ言のような結果が出たからといって、許されるべきものではない。

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眼瞼けいれん

 ときどき眼瞼、つまり”まぶた”がピクピクすることがある。探していたビールを見つけ出し冷蔵庫のドアを閉めた瞬間、そばにカミさんがいることに気づいたときに出てくる症状だ。
 眼瞼けいれんと自己診断しているのだが、この病気、やっかいなことにもなりかねない。ネタ元のBBCの表現を紹介するとこんな感じだ。

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感覚

 世の中奇妙な研究があるものだ。人の感覚を感じることができるかどうか、調べた人たちがいる。
 実は2005年に同様の研究がなされている。人が触られるのを見て自分もその感覚を得る人がいたのだが、そのときの研究対象はその人、ひとりだけだった。
 今回は複数の人を対象に行われたものだ。
 これは記事から推測されるものだが、どうも最初質問表でそうした人をピックアップしたようで、そうした感覚を持っていると思われる10人とそうでない25人に分けて実験が行われている。

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ニワトリの脳図

 よく知らなかったのだが、ニワトリと人の脳というのは似ているらしい。酔っぱらったとき飲鳥と呼ばれなかったのが不思議なくらい似ているという。
 そこで人の脳の研究に役に立てないかと、オーストラリアの二人の科学者が7年をかけてニワトリの脳の図を描き出した。
 従来からあったニワトリの脳の図に100以上ものあたらしい領域を足し加え、さらに発生学上重要な11の新しい部分を初めて記載したものになっているという。

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